題詠「汗」 [NHK短歌]
懸命に眠りをねむるおさな子のまろき額に汗ひかりをり
詠んだのが7月なのでちょっと時期はずれですが。
NHK短歌10月号(8月放送分)、
永田和宏さんに佳作で採っていただきました。
ありがとうございました。
自分が持たなかったので、子供を詠むことは珍しいのですが
伊勢佐木町の大通り公園を通るとき、
乳母車の赤ちゃんをよくみるので詠んでみました。
詠んだのが7月なのでちょっと時期はずれですが。
NHK短歌10月号(8月放送分)、
永田和宏さんに佳作で採っていただきました。
ありがとうございました。
自分が持たなかったので、子供を詠むことは珍しいのですが
伊勢佐木町の大通り公園を通るとき、
乳母車の赤ちゃんをよくみるので詠んでみました。
題詠「野菜」 [NHK短歌]
古伊万里のうつはに盛れば佳肴(かかう)なれ浅く漬けたる胡瓜のやまは
普段使いの食器は質素なものですが、2点だけ
お気に入りの骨董を持っています。
そのひとつが、この歌に詠んだ江戸後期のなます鉢。
骨董市で一目惚れしました。
なぜ古伊万里に胡瓜を盛ってみたいと思ったかというと、
鑑定士の中島誠之助さんのエッセイを読んだから。
中島さんの父上は、空襲で焼けこげた古伊万里の鉢に
胡瓜の漬け物を盛っておられたそうです。
真似と言われればそれまでかもしれませんが、
うつわとしての贅沢もありつつ、
甘いだけではない、さまざまな歴史を飲み込んでの骨董と、
その上に今を息づく野菜だと思うのです。
NHK短歌9月号、小島ゆかりさんに佳作で採っていただきました。
ありがとうございました。
普段使いの食器は質素なものですが、2点だけ
お気に入りの骨董を持っています。
そのひとつが、この歌に詠んだ江戸後期のなます鉢。
骨董市で一目惚れしました。
なぜ古伊万里に胡瓜を盛ってみたいと思ったかというと、
鑑定士の中島誠之助さんのエッセイを読んだから。
中島さんの父上は、空襲で焼けこげた古伊万里の鉢に
胡瓜の漬け物を盛っておられたそうです。
真似と言われればそれまでかもしれませんが、
うつわとしての贅沢もありつつ、
甘いだけではない、さまざまな歴史を飲み込んでの骨董と、
その上に今を息づく野菜だと思うのです。
NHK短歌9月号、小島ゆかりさんに佳作で採っていただきました。
ありがとうございました。
題詠「あれ」 [NHK短歌]
通じてるからいいぢやんといふ夫(つま)よえいゑんにかくあると思ふな
NHK短歌5月号、斉藤斎藤さんに佳作で選んでいただきました。
ありがとうございました。
夫婦間のやり取りを詠んだ歌はとても多かったです。
それも絶対「あれ」というのはご主人のほうです。
私だって年を取れば物忘れもするようになるだろうし、
いつまでも察しがよいわけではないと思うのですが(苦笑)。
NHK短歌5月号、斉藤斎藤さんに佳作で選んでいただきました。
ありがとうございました。
夫婦間のやり取りを詠んだ歌はとても多かったです。
それも絶対「あれ」というのはご主人のほうです。
私だって年を取れば物忘れもするようになるだろうし、
いつまでも察しがよいわけではないと思うのですが(苦笑)。
題詠「目(眸、瞳)」 [NHK短歌]
やはらかきをとこと見えて主張するバラク・オバマの目は笑はざり
NHK短歌3月号、永田和宏さんに佳作で採っていただきました。
昨年来国際情勢がばたばたしている折りに
時事詠を採ってくださったこと、
誠にありがとうございました。
NHK短歌3月号、永田和宏さんに佳作で採っていただきました。
昨年来国際情勢がばたばたしている折りに
時事詠を採ってくださったこと、
誠にありがとうございました。
題詠「卵」 [NHK短歌]
身のうちに残(のこ)んの卵(らん)をかぞへつつげに八月のカンナは燃ゆる
今年度、選者が変わって初めて佳作に選んでいただきました。
意外や意外(失礼!)、斉藤斎藤さんの選です。
「卵」といって卵子を詠んだ歌は意外と少なかったです。
斉藤斎藤さんは8月のシンポジウムでお話を伺いましたが、
短歌の「私性」についてなかなか興味深い発言をしておられました。
懇親会では気後れもありお話する機会はありませんでしたが
一般参加者の方々と盛り上がっておられたこともあり、
無理にお話に伺わなくてよかったのだろうと思います。
ありがとうございました。
<追記>
短歌に興味のない夫は、きょう初めて斉藤斎藤さんのお名前を読みました。
「サイトウ……おゎ!?」
あまりの反応に噴きました。
いかな夫でも、もう忘れることはないと思います(笑)。
今年度、選者が変わって初めて佳作に選んでいただきました。
意外や意外(失礼!)、斉藤斎藤さんの選です。
「卵」といって卵子を詠んだ歌は意外と少なかったです。
斉藤斎藤さんは8月のシンポジウムでお話を伺いましたが、
短歌の「私性」についてなかなか興味深い発言をしておられました。
懇親会では気後れもありお話する機会はありませんでしたが
一般参加者の方々と盛り上がっておられたこともあり、
無理にお話に伺わなくてよかったのだろうと思います。
ありがとうございました。
<追記>
短歌に興味のない夫は、きょう初めて斉藤斎藤さんのお名前を読みました。
「サイトウ……おゎ!?」
あまりの反応に噴きました。
いかな夫でも、もう忘れることはないと思います(笑)。