題詠「野菜」 [NHK短歌]
古伊万里のうつはに盛れば佳肴(かかう)なれ浅く漬けたる胡瓜のやまは
普段使いの食器は質素なものですが、2点だけ
お気に入りの骨董を持っています。
そのひとつが、この歌に詠んだ江戸後期のなます鉢。
骨董市で一目惚れしました。
なぜ古伊万里に胡瓜を盛ってみたいと思ったかというと、
鑑定士の中島誠之助さんのエッセイを読んだから。
中島さんの父上は、空襲で焼けこげた古伊万里の鉢に
胡瓜の漬け物を盛っておられたそうです。
真似と言われればそれまでかもしれませんが、
うつわとしての贅沢もありつつ、
甘いだけではない、さまざまな歴史を飲み込んでの骨董と、
その上に今を息づく野菜だと思うのです。
NHK短歌9月号、小島ゆかりさんに佳作で採っていただきました。
ありがとうございました。
普段使いの食器は質素なものですが、2点だけ
お気に入りの骨董を持っています。
そのひとつが、この歌に詠んだ江戸後期のなます鉢。
骨董市で一目惚れしました。
なぜ古伊万里に胡瓜を盛ってみたいと思ったかというと、
鑑定士の中島誠之助さんのエッセイを読んだから。
中島さんの父上は、空襲で焼けこげた古伊万里の鉢に
胡瓜の漬け物を盛っておられたそうです。
真似と言われればそれまでかもしれませんが、
うつわとしての贅沢もありつつ、
甘いだけではない、さまざまな歴史を飲み込んでの骨董と、
その上に今を息づく野菜だと思うのです。
NHK短歌9月号、小島ゆかりさんに佳作で採っていただきました。
ありがとうございました。
2014-08-20 13:28
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