SSブログ

題詠100★2021 021~030 [題詠100★2021]

2021-021:国会

歯切れよき問ひこそよけれ倦むほどに応へのうすき国会質疑

2021-022:族

民族のたがへば幾重の差別あるハンセン病展示かくまで重し

2021-023:導

誘導の是非を問はるる判決をいたみつつ聞く九年目の冬

2021-024:脚

橋脚のもとに建たなむ不夜城をおほうて厚き雲たれこむる

2021-025:昼

つつかけの嬢コンビニにものを買ふけしきもありぬ色街の昼

2021-026:挙

風船をもらひし記憶あざやかに幼き日々の選挙はありぬ

2021-027:宜

上つかたの翻意せざればかへりこぬ宜野湾のやま辺野古のうみは

2021-028:立

春立ちて路地にななめの陽のさせば枇杷のつぼみの柔毛つややか

2021-029:姓

たかだかにももとせを経し「同姓」を絡めとつたる「家」は「絆」か

2021-030:ウイルス

膨れゆくコロナ差別よ購ひしマスクの文字に「ヘイトはウイルス」
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。