題詠100★2021 061~070 [題詠100★2021]
2021-061:いっぱい
子らの手に皿いつぱいの給食をおもひつつ撮るおにぎり写真
2021-062:禍
禍ひの闇鍋たうに吹きこぼれ喰うても飢ゑるほかなし民は
2021-063:正
まつさきに放り出されて浮き輪なくただよふものを非正規といふ
2021-064:笹
厨辺を風おとなへば笹刺しのふきんを掛けて夏を待ちをり
2021-065:否
肯定も否定もされずにはたづみ行くかた知らぬだうだうめぐり
2021-066:ウルトラ
をりふしにエスディージーズが気にかかるウルトラマリンのこの星にゐて
2021-067:炒
歳のかず十をひとつに置きかへて味せぬままの炒り豆を食ふ
2021-068:去
ふたたびを弥生のくれば去来するもの多からう逃れ来しひと
2021-069:農
あらたまのタイムラインに一鍬とふ農の祭事のめづらしきこと
2021-070:筋
そこそこに相づちをうつ手もとにはさやいんげんの筋をとりつつ
子らの手に皿いつぱいの給食をおもひつつ撮るおにぎり写真
2021-062:禍
禍ひの闇鍋たうに吹きこぼれ喰うても飢ゑるほかなし民は
2021-063:正
まつさきに放り出されて浮き輪なくただよふものを非正規といふ
2021-064:笹
厨辺を風おとなへば笹刺しのふきんを掛けて夏を待ちをり
2021-065:否
肯定も否定もされずにはたづみ行くかた知らぬだうだうめぐり
2021-066:ウルトラ
をりふしにエスディージーズが気にかかるウルトラマリンのこの星にゐて
2021-067:炒
歳のかず十をひとつに置きかへて味せぬままの炒り豆を食ふ
2021-068:去
ふたたびを弥生のくれば去来するもの多からう逃れ来しひと
2021-069:農
あらたまのタイムラインに一鍬とふ農の祭事のめづらしきこと
2021-070:筋
そこそこに相づちをうつ手もとにはさやいんげんの筋をとりつつ
2021-02-18 08:30
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