題詠100★2020 041~050 [題詠100★2020]
2020-041:拒
抗拒とふことば覚えぬ弱きもの棄つるがごとき判決文に
2020-042:司
司とは節あるものと思ひしをテレビの前にためいきを吐く
2020-043:個
障害も個性ならむか白壁に七本脚の蜘蛛うずくまる
2020-044:施
白布の上(へ)たゆたふ我に盲ひたる人の施術のゆびの確かさ
2020-045:攻
いつのまに横須賀基地ゆ艦(ふね)いづる攻むると言はず守るといひて
2020-046:わいわい
あたらしき七夕笹にわいわいと寄り来る子らは短冊を下ぐ
2020-047:溢
垣根ごしミモザの黄(きい)の咲き溢れ見知らぬひとに春をいただく
2020-048:殴
匿名のことばに殴るひと多しなぜ被害者が去らねばならぬ
2020-049:兼
名も知らぬひとに無沙汰のわびを兼ね歌を送れば「いいね」が届く
2020-050:削
たまだすき文に最後のひとことを削りていまはものをこそ思へ
抗拒とふことば覚えぬ弱きもの棄つるがごとき判決文に
2020-042:司
司とは節あるものと思ひしをテレビの前にためいきを吐く
2020-043:個
障害も個性ならむか白壁に七本脚の蜘蛛うずくまる
2020-044:施
白布の上(へ)たゆたふ我に盲ひたる人の施術のゆびの確かさ
2020-045:攻
いつのまに横須賀基地ゆ艦(ふね)いづる攻むると言はず守るといひて
2020-046:わいわい
あたらしき七夕笹にわいわいと寄り来る子らは短冊を下ぐ
2020-047:溢
垣根ごしミモザの黄(きい)の咲き溢れ見知らぬひとに春をいただく
2020-048:殴
匿名のことばに殴るひと多しなぜ被害者が去らねばならぬ
2020-049:兼
名も知らぬひとに無沙汰のわびを兼ね歌を送れば「いいね」が届く
2020-050:削
たまだすき文に最後のひとことを削りていまはものをこそ思へ
2020-02-10 13:39
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