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#これを見た人は本を読み始めたきっかけを語らねばならない [その他]

ツイッターにこういうハッシュタグがありました。

タイムラインをざっと読むに、本を読み始めたきっかけは人さまざまですが、
「身近に本があったから」という方は多いですね。
他方、身近には本がなかったけれど、何らかの外からのきっかけで
本に接した、という方もおられます。

これは協議会の選定図書とか、親が推薦する図書の傾向は別として、
汎用的な規範があるわけではなく
ほんとうに人それぞれなのですね。

私の場合は

1.
読み聞かせは小学校高学年までありました。
弟が3歳下だったということもあります。
それは母の経歴と自負(ここでは省きます)に依るところも
大きかったでしょう。

2.
病欠しているときなど、「ラジオ図書館」を聞いた。
これは善し悪しです。
印象が強かった反面、『耳なし芳市』にしばらくうなされたことを覚えています。
寝付きが悪く、両親にも迷惑をかけました。

3.
誕生日プレゼントには本が一冊あった。
これはプラスです。ただ……。

4.
誕生日に用意された本と、図書室で借りた本がダブった。
これはやむを得なかったとはいえ、両親に交換の労をかけたことは
記憶に残っています。ただ、何に替えてもらったのか、覚えていません。
『春駒のうた』です。

5.
読書感想文が苦手だった。
これは、思ったことを言いたくなかったことが主なのと、
小学生ながら、思ったことを正確に表現できなかった
(語彙と表現力がついていかない)ことがもどかしかった。
たまたま、『かたあしだちょうのエルフ』の感想文をコンクールに出すというので
書き直させられたことがとても嫌だった。
また、『ああ五郎』について、現実を認識した上で
「どうなってしまったのだろう」と書いたところ
「死んだに決まってるでしょう」と母に言われてとても傷ついた。
それぞれ、言った方は忘れているだろうが。

6.
家には『少年少女文学全集』の一部、『ヘッセ選集』があった。
今思えば、ザッペルの『一年生時代』はお薦め。
家族の病気や、転校によるいじめがてらいなく描かれている。
ヘッセは、初読の年齢と作品によっての理解度が試されるところ。

7.
言えるのは、
与えられた読書環境と呼応するところもあるけれど、
自分の読書傾向を確立できるかということ。
それは、ジャンルを問いません。
ただ、読書傾向は語彙の形成に、確実に影響すると思います。
それをどう取捨選択し、自分に近づけるかは表現者次第、ということです。
また、どのような読み手に対してどういう表現を選ぶかということは、
発表の場に関わらず(例えばSNSの発言であっても)
問われるべきことだと思っています。

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