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ザ・コーブ(入り江) [時事]

愛護てふ御旗のまへに築き来し範(のり)誇るべし自由の学府

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立教大学が今月6日に予定していた映画「ザ・コーブ(入り江)」の
上映を中止したというニュースを読みました。

「ザ・コーブ(入り江)」はアメリカの反イルカ漁映画で、
撮影許可が出なかったにもかかわらず
太地で隠し撮りをした映像が混ざっています。

アメリカの「海洋保護協会(OPS)」制作の映画ですから
もちろん反捕鯨の立場を取っていて、
今回の上映中止は太地漁協の抗議を受けての決定だそうです。

我が母校ながら……計画前に綿密な検証が欲しかったですね。
捕鯨はアイヌの鮭漁と同じく日本の食文化の一部を成すもので、
海外と異なり、川や骨に至るまで無駄にする部分はほとんどなかったと
聞いたことがあります。

国際問題としてもデリケートな部分だけに、偏向の批判のあるものを
一方だけ上映するというのは、やはり片手落ちと言われてもやむを得ない
誤った判断だったと思います。
同時に捕鯨問題を考えるシンポでも催されていればなといった感じです。
事前に双方の主張の均衡を欠かぬよう準備がなされていれば、
上映そのものを中止する必要はなかったと思います。

また、上映の予告は大学HPでなされていたそうですが、
(現在は削除されています)
上映中止についての説明は一切掲載されていませんでした。
大変残念な対応だと思います。

自由を標榜する大学だけに、また母校だけに、
すべてにおいて適切な対応をして欲しかったと思わずにいられません。


* 時事問題には当然いろいろなご意見があり、「自分の理屈のみを主張する」
というご批判もあるようですが、私自身は極端な愛護活動には疑問を抱いており、
関心のある問題なのであえて掲載しました。
* 写真の転載にあたってはAFPBB Newsのブログ転載サービスを
利用しています。


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