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反戦のうた [時事]

君がもしいくさに往かば我は哭く 大義背負いて赴くとても

ふたたびは還らぬひとを戦場(いくさば)に送るをみなに我らなるまじ
(パルチザンを歌ったシャンソン「今夜は帰れない」に寄せて)

ひとさまをも自分をも単純に右寄りとか左寄りとか
評するのは大嫌いですが、
ごく当たり前の意味で戦争反対です。

ときに反戦歌を詠むことがあります。

シャンソンを習っていて、
「シャンソン・アンガージュ」(反体制的シャンソン、反戦歌が多い)も
意識して歌うようにしています。
表だって取り上げにくいテーマも、翻訳ものだと
歌う側も聞く側もすんなり受け容れますから。

シャンソンを学べるものの権利とも義務とも自負し反戦歌うたう

ガザの地に響く銃音(つつおと) 兵士らに雛芥子の捧ぐ祈り届かず
(アダモの「インシャラー」に寄せて)

意気地なき吾を揺すりたし反戦の歌こそ己が声あげましか
(パルチザンを歌った「ベラ・チャオ」というカンツォーネを歌って)

軍靴ひびく歌うたいつつそをキャパが死にし戦(いくさ)と知れる瞬間
イブ・モンタンの「兵隊が戦争に行く時」に寄せて。
歌の生い立ちを調べていて、
この歌が第1次インドシナ戦争に狩り出される兵士を歌ったもので、
大好きな写真家ロバート・キャパが地雷を踏んで爆死したのも
この戦争だったと知り、自分の中で歴史がカチリと符合した時。


反戦歌を詠む時には、子供の頃知り、衝撃を受けた歌が
必ず自分の根底にあります。

徴兵は命かけてもはばむべし母祖母おみな牢に満つるとも(石井百代)

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