ゴッホを詠む [美術]
ポール・ゴーギャンを詠む [美術]
抗える我が手を引ける強き手に屈せば満ちる幸(さち)とかなしみ
褐色のはだえに満ちる陽光に与(くみ)しえぬ闇に引き裂かれつつ
南洋に生老病死描ききりなお彼(か)のうちに主はおわします
この秋、大きな展覧会があったポール・ゴーギャン。
1首目は普段あまり見ない木彫の作品「恋せよ、さらば幸福ならん」を詠みました。
2、3首目は《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》を
下敷きにして、西洋と東洋、聖と俗など両極に引き裂かれた葛藤を詠みました。
ゴーギャンをモデルにしたといわれるサマセット・モームの「月と6ペンス」が大好きです。
でも実際のゴーギャンはより対極的なものに引き裂かれ、苦悩したのだと感じました。
タヒチを舞台に畢生の大作を描きつつ、カトリック教徒として死に、葬られたことに
感慨を覚えました。
褐色のはだえに満ちる陽光に与(くみ)しえぬ闇に引き裂かれつつ
南洋に生老病死描ききりなお彼(か)のうちに主はおわします
この秋、大きな展覧会があったポール・ゴーギャン。
1首目は普段あまり見ない木彫の作品「恋せよ、さらば幸福ならん」を詠みました。
2、3首目は《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》を
下敷きにして、西洋と東洋、聖と俗など両極に引き裂かれた葛藤を詠みました。
ゴーギャンをモデルにしたといわれるサマセット・モームの「月と6ペンス」が大好きです。
でも実際のゴーギャンはより対極的なものに引き裂かれ、苦悩したのだと感じました。
タヒチを舞台に畢生の大作を描きつつ、カトリック教徒として死に、葬られたことに
感慨を覚えました。