マリアとは呼ばれぬ女の [挽歌]
追悼 [挽歌]
「病む我をな見舞ひそ」と言ひし師の逝きてひと月秋ふかまりぬ
深緑夏代先生には、若い頃7年ほどカルチャースクールでお世話になりました。
一般にシャンソンに不向きと言われるキーの高い私を放り出しもせず、
辛抱強く指導していただきました。
歌にはとても厳しく「ドラマを頂戴」という叱責の声が今も聞こえるようですが、
いったん稽古が終わると気さくな方でした。
教室が夜だったので皆で飲みに行くと、ご自分で編んだカーディガンを
「あたしが編んだの」と見せてくださったり、
お若い頃の恋バナも聞いた。
煙草をふかしてビールを飲みながら、「もしあたしが病気で入院しても
お見舞いなんか来ないでちょうだい」と仰っていたのを思い出します。
いろんな意味で影響力の大きい方でした。
もう亡くなってひと月以上経つのですね。
ご冥福をお祈りいたします。
深緑夏代先生には、若い頃7年ほどカルチャースクールでお世話になりました。
一般にシャンソンに不向きと言われるキーの高い私を放り出しもせず、
辛抱強く指導していただきました。
歌にはとても厳しく「ドラマを頂戴」という叱責の声が今も聞こえるようですが、
いったん稽古が終わると気さくな方でした。
教室が夜だったので皆で飲みに行くと、ご自分で編んだカーディガンを
「あたしが編んだの」と見せてくださったり、
お若い頃の恋バナも聞いた。
煙草をふかしてビールを飲みながら、「もしあたしが病気で入院しても
お見舞いなんか来ないでちょうだい」と仰っていたのを思い出します。
いろんな意味で影響力の大きい方でした。
もう亡くなってひと月以上経つのですね。
ご冥福をお祈りいたします。