題詠100★2020 061~070 [題詠100★2020]
2020-061:まじめ
「生まじめな人ほどハマる」説く医師へ頷くがごと幟はゆれる
2020-062:催
豆まきが終はればはやもひな祭り催事ブースの気ぜはしきこと
2020-063:幽
霧のたつ夜明けの湖にひとはなくいま幽界とうつつのあひだ
2020-064:父
手つなぎし記憶なければまなうらに父の背中のほとほと遠し
2020-065:一部
引き揚げの暮らしの程はいかばかり一部始終を語らずに逝く
2020-066:硬
硬軟をとりまぜ民主主義を説く書記局長はけつこう人気
2020-067:デビュー
ファミレスは外食デビューの子らの目にひときは眩し皿の上(へ)の旗
2020-068:緊
影をなす着物のしはを眺めたり緊縛といふつくられし美の
2020-069:裸
抱き上ぐる息なき子らの裸足ゆれ怒号とびかふイドリブの絵図
2020-070:板
かくれ棲むけものいくたり眺めゐる天井板の木目のうちに
「生まじめな人ほどハマる」説く医師へ頷くがごと幟はゆれる
2020-062:催
豆まきが終はればはやもひな祭り催事ブースの気ぜはしきこと
2020-063:幽
霧のたつ夜明けの湖にひとはなくいま幽界とうつつのあひだ
2020-064:父
手つなぎし記憶なければまなうらに父の背中のほとほと遠し
2020-065:一部
引き揚げの暮らしの程はいかばかり一部始終を語らずに逝く
2020-066:硬
硬軟をとりまぜ民主主義を説く書記局長はけつこう人気
2020-067:デビュー
ファミレスは外食デビューの子らの目にひときは眩し皿の上(へ)の旗
2020-068:緊
影をなす着物のしはを眺めたり緊縛といふつくられし美の
2020-069:裸
抱き上ぐる息なき子らの裸足ゆれ怒号とびかふイドリブの絵図
2020-070:板
かくれ棲むけものいくたり眺めゐる天井板の木目のうちに
2020-02-10 13:53
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