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TANKASONIC《ヴォカリーズ~ミッシャ・マイスキーを詠む》 [twitter]

くがねなる羊毛を撚る そのさきをダビデの星のとはにあること

膝に抱くこゑのありけり閉ざされし洞を満たして宙(そら)はひろがる

めくるめく闇のるつぼに黒猫のまなこはひかる 交錯の物語(レシ)

ことばなき母音の翳りたゆたひは衣なすひだに深く沈める

セロの音は水面をながれまなうらに澪の名残りの羽根のひとひら


「クラシックのアーティストでもよいか」と質問した方があり、OKとのことだったので
夏フェスにはあり得ない設定ですが、チェリストのミッシャ・マイスキーを詠みました。

音楽や美術を詠むのは難しいです。
私程度では、もとの作品を超えることはないので。
その中でどう切り取るか、毎年曲を集中的に聴き過ぎて具合が悪くなるほどですが、
楽しんで詠む方とは別に、このような関わり方もときにはよいのではないかと思います。

昨年Queenを詠んだ時は1曲1首対応でしたが、今回はそうではありません。

詠み込まれている曲がお分かりの方もあると思うので、重ならないように考えた上で
お勧めの曲はカタルーニャ民謡「鳥の歌」です。




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