ナイル11月号掲載歌【闇を抱きしむ】 [ナイル短歌工房]
吹き降りの夜になづめばいちまいの空ちりぢりに溺れる魚(いを)は
ぜうぜつの流星群のざわめきのいのちの尽きて 闇を抱きしむ
かこはれて蓮は咲きぬしろたへの百葉箱に風の熄(や)むとき
つかの間のねむりの糸のほつれともみづうみの面のしづもりてあり
うらうらと風の起伏のくりかへすこがねの波をおほふてのひら
うちなびく香のけむりを手繰りよせまた解きはなつ対話のゆくへ
夜なよなを展(ひら)くことのはダアリアの杳き花脣のかすかにふるへ
ぜうぜつの流星群のざわめきのいのちの尽きて 闇を抱きしむ
かこはれて蓮は咲きぬしろたへの百葉箱に風の熄(や)むとき
つかの間のねむりの糸のほつれともみづうみの面のしづもりてあり
うらうらと風の起伏のくりかへすこがねの波をおほふてのひら
うちなびく香のけむりを手繰りよせまた解きはなつ対話のゆくへ
夜なよなを展(ひら)くことのはダアリアの杳き花脣のかすかにふるへ
2016-11-04 08:34
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