月と金星

弓月のふところに添ふ明星の見ひらく瞳零るるまでに

　　　

昨夜表に出てみたら、月と金星がとても近くにありました。
とはいえ何とも微妙な近さで、互いに手を伸ばしても届きそうにないような……。

でも距離を詠むとか、距離に何かを象徴させるというのは
難しいですね。
何だかあまあまな歌になってしまって、いまひとつ不満足です……。

コメント 2

うたのわの月のうたに思わず外へでてみましたが、
月は見えませんでした。
場所や時間で見え方も違うものですね。

一昨年の12月8日、紫苑さんの写真のような月と金星を見ました。
月のゆりかごに乗った金星ともブランコに乗った金星とも見え、
初めての光景に感動したことを今でも覚えています。
もう見ることは無いと思っていたのですが、またあえてうれしいです。

昨日金星はだいぶ離れて月の下にいました。
またいつか鳥取でも三日月に乗った金星ががみえたらいいなと
思っています。
そのときは私もうたによめたらいいのですが・・・

by 蛍子 (2010-05-18 19:41) 

螢子　さま

お返事が大変遅くなってすみません。
あの晩は月と金星を詠んだ方が複数おられましたが、
みなさんお住まいの地域が違うので、
見え方がそれぞれ違ったのだろうと興味深く読みました。

私のデジカメはあまり性能が良くないので、
ズームにするとぼやけてしまって……。
でも、こういう光景ははっとさせられますね。
巧拙は別として、歌詠みならではと思います。

by purpure_aster (2010-05-21 22:21)