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アンドレ・ジイド [文学・童話]

若き日の気負いといたみをはらみつつジイドの風はホライズンブルー

   horizon.JPG

アンドレ・ジイドを詠んだお歌をいただきました。

ときに文学や詩を詠んだお歌をいただいて、返歌するとき、
それらと自分とのかかわりを思い起こし、きちんと見るべく
ある程度つきつめて考えてみます。

自分がジイドを読んだときどう感じたかを思い出してみると……。

「狭き門」「田園交響楽」「一粒の麦もし死なずば」などを
読んだのは高校生の頃。
何となくつかみ所の無いような遠さを覚えた記憶があります。

ジイドは既成のキリスト教的な倫理からの開放を訴えた反面、
実生活では同性愛や結婚の破綻なども経験し、
彼の文学のどこかに悔恨がうすく流れているような感じがします。

「ホライズンブルー」は名の通り水平線付近の薄い水色のことで、
諦念というのではありませんが、強烈な主張というよりは
思うままに生きたことへの苦み、遠くを見る目のようなものを
表したくて使いました。
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