葵上 [演劇・舞踏・伝統芸能]
嵐吹く庭園の能 雷鳴に蝋燭(ろうそく)揺らぎ泥眼(でいがん)ひかる
三ツ境の長屋門公園に野外能を観に行ったことがあります。
珍しく黒川能が櫛引町以外で見られるということで出かけたのですが、
当日は土砂降りの雨。
急遽ビニールテントが幾張りも出され、見所は屋内に移されましたが
風も強く、舞台の両側に灯されたろうそくは土台に塩を盛り、
絶えず芯をかきたてていないと消えてしまいそうなほど。
演目は「葵上」。
この晩の後ジテの面は、金の泥眼を施した般若でした。
そして……。
般若がかっと振り向いたとき、強風であおられたろうそくの光で
金がぴかりと光ったのです。
その凄みとかなしみは……背筋が寒くなるほどでした。
三ツ境の長屋門公園に野外能を観に行ったことがあります。
珍しく黒川能が櫛引町以外で見られるということで出かけたのですが、
当日は土砂降りの雨。
急遽ビニールテントが幾張りも出され、見所は屋内に移されましたが
風も強く、舞台の両側に灯されたろうそくは土台に塩を盛り、
絶えず芯をかきたてていないと消えてしまいそうなほど。
演目は「葵上」。
この晩の後ジテの面は、金の泥眼を施した般若でした。
そして……。
般若がかっと振り向いたとき、強風であおられたろうそくの光で
金がぴかりと光ったのです。
その凄みとかなしみは……背筋が寒くなるほどでした。
2009-10-25 00:09
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